
高気密住宅では合板ベニヤやビニールシートで全体を覆い、壁や柱にも密閉度の高いものを使用します。これは人間でいうと、皮膚呼吸も気管呼吸もできないのと似たような状況です。空気が入れ替わらず、水分の放出もできていないのと同じです。これがシックハウスの大きな原因になっています。
結露は空気中に含まれている水分が水滴となって付く現象です。結露を放っておくとカビやダニの発生につながっていきます。ダニはアトピーやアレルギーの原因にもなっています。さらに恐いのは結露が住宅を傷つける原因にもなっていることです。一般的に見落としがちなのが壁の中の結露です。この壁内結露は住宅を支えている土台や柱などを腐らせる原因にもなっています。
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン等の化学物質がシックハウス症候群の原因として問題視されています。これらは気密化を高めれば高めるほど、逃げ場を失い、住宅内に充満していくことになります。症状はさまざまで、頭痛、吐き気、手足のしびれ、呼吸困難などが知られています。これらを解決するためには、家の構造自体で空気を入れ替え、湿度や温度の調整をすること、つまり呼吸をすることが必要なのです